今後10年どう生きる?2(藤原和博さんと渡邉正裕さんの対談に学ぶ2)

前回の投稿に引き続き、

元リクルート出身で民間初の公立中学校長(杉並区立和田中学校)だった藤原和博さんと

ベストセラー「10年後に食える仕事、食えない仕事」の著者、渡邉 正裕さんの対談について考えます。



1 これだけは知っておきたい、我々の「現状」

2 ニュータイプの出現

3 評価経済の萌芽

4 では、新しい仕事は?


のうち、前回は1を書きましたので、今回は2以降について考えてみます。





2 ニュータイプの出現

渡邉:全体的に、みんな上を目指さなくなっているというか、すごく保守的になっている。大企業、公務員志向が若い人ほど高い。雇用さえ安定していて、少し稼げればいいという人が、僕らの時代より増えているのは間違いないと思うんです。だから、グローバルを目指す人が減っている印象がすごくあるんですよね。


 私が務めていた組織で、一流大学(早稲田大学など)から入ってくる若者達が皆、こんな感じでした。




http://toyokeizai.net/articles/-/11769?page=4
今いちばん応援しているのが、税所篤快(さいしょ・あつよし)という男。こいつは偏差値28だった足立区の落ちこぼれで、ご両親も非常に普通の人。


 まさしく彼自身のトラウマとその解消というテーマそのものが彼独自の社会起業に結びついていました。僕も同じ方向性だなぁ、と(勝手に 汗)感じ、少し嬉しい気がしました。




http://toyokeizai.net/articles/-/11769?page=5
藤原:一方、石巻には、技術を持った優秀かつボランティア精神あふれる人たちが今も残っている。最初の頃は、都会生活に飽きちゃって、被災地に自分探しで行ったような女の子が多かったんですよ。そういう人たちはだいたい半年ぐらいで負けて帰ってくる。だから、今残っている奴こそが本物。

その中で私がビジネスパートナーとして一緒に活動しているのが、漁師の会社であるオーガッツの立花貴君。彼はもう住民票を石巻に移して漁師になっている。そのほかにも、石巻には、いろいろな活きのいい20代が結集している。

渡邉:昔はなかったですね、こういうのは。

藤原:向上心が横展開している。人に喜ばれることがうれしい、「ありがとう」と言われることを目指すという人が増えている。だから私は、活力が減っていることはないと思っているの。つまり、上に行く活力は減っているけれど、政府や行政に任せていたらできないようなことを、自分がやることで人の役に立つことが嬉しいという人たちが、ものすごく多様に増殖しているという感じがする。



 「被災地に自分探しで行ったような女の子が多かったんですよ。そういう人たちはだいたい半年ぐらいで負けて帰ってくる」
というコメントには賛同しかねる部分もあります。

 それぞれの参加者にとって、意味があったと思います。

 勝ち負けで判断する基準は、藤原さんの尺度でしかない。






3 評価経済の萌芽

評価経済という言葉こそ出て来ませんが、岡田斗司夫さんが提唱する「評価経済社会」につながる内容を感じました。

第三の経済が生まれている

渡邉:こうした活動は、GDPにはカウントされませんよね。

藤原:されないと思うんだよね。たとえば立花君は、コンビニから買ってきたものを食べるのではなく、自分が漁師として獲ってきた魚を食べているわけで、それはGDPにはカウントされないよね。

だから私は、現在の経済でカウントされない第三の経済で、こうした循環が生まれているのは、ものすごくいいことだと思っているの。税所がバングラデシュでやっている事業もおカネを取っていないしね。

渡邉:そういう人たちは、50代になっても今の活動を続けているんでしょうか。

藤原:それはいい質問ですね。答えはわからない。


でも実際、そういう突出したことをやるのは、リーダーシップのある奴らなんですよ。そして、そうした人間にはフォロワーもいるわけです。フォロワーがその次のリーダーに育つのかはわからないけれど、新しいタイプの若者が、バングラデシュと石巻に結集している。そうしたモデルとなる人間が、100人、200人といて、1つのメッカになっている。

だから、30年後にどうなっているかと聞かれても困るんだけど、そういう活きのいい奴らが増殖していることは確か。これは統計には出てこないし、経済面の付加価値レベルという点では決して高くないかもしれない。でも、そういう奴らが増えるのはすごくいいことだと思っているの。だって、社会に役立ち、人に感謝されることを幸せと言わないで、何を幸せと言うの。






4 では、新しい仕事は?

いよいよ核心です。(遅い!)

僕はここで言われているところのコミュニティ・ソリューションを目指します。

http://toyokeizai.net/articles/-/11602?page=2

仕事の9割は、コミュニティソリューションになる

藤原:グローバルに勝負するエリートというのは、恐らく全体の100分の1か1000分の1、もしかしたら1万分の1かもしれない。こうした人たちは、文句なくグローバルで勝負しないといけないわけで、年収が1億円を超えていいと思うんですよ。10億の人がいてもいいし、100億の人がいてもいい。

では、グローバルで勝負するトップエリート以外の人は、どうするのか?

私は、コミュニティソリューションを担当することになる
と思う。

これからは、コミュニティが、地域社会という意味だけではなくなってくる。被災地コミュニティでもいいし、ネット上での鉄道オタクコミュニティでもいいんだけど、そのコミュニティの中でどういう貢献をしていくのかっていうのが、コミュニティソリューションになる。コミュニティコントリビューションといってもいい。







http://toyokeizai.net/articles/-/11860?page=4

――公務員の仕事以外に、これから増えてくる仕事としては、何が考えられますか?

藤原:アロマセラピストやネイルアーティストなんて、20年前にはなかった職業でしょう。それが今は一分野として確立しているわけだから、今後10年ぐらいで、そういう新しい仕事が、100個も200個も出てくると思いますね。

まず、「何とかセラピスト」というのは無限に出てきますよ。結局、成熟社会では、みんなが精神的なところに向かっていくことになる。日本には支配的な宗教がないから、なおさらそうなると思う。

だから、「水セラピスト」でも、「鉛筆セラピスト」でも、「スーツセラピスト」でも、あらゆるものにセラピストをつけた職業が出てくるよね。実際、「動物セラピスト」がすでにいるわけだし。たとえば、臨床心理系の仕事と、犬の世話をするトリマーの仕事を10年ずつやれば、40代からドッグセラピストにもなれてしまう。

それから「何とかカウンセラー」「何とかコンサルタント」「何とかアーティスト」というのも、無限に出てきますよ。


おそらく僕は、この「何とかカウンセラー」「何とかコンサルタント」の類になると思います(笑)





新しい仕事を生み出す方法について、面白いことを言っています。

http://toyokeizai.net/articles/-/11860?page=4

渡邉:これからは、「世の中にどんな仕事があるか」について、小学校の段階から教えたほうがいいですか?

藤原:小学校の段階では、職業調べみたいになるのはしょうがない。でも、職業調べでは情報編集力を養うことにはならないよね。職業調べというのは、ただ単に現在の学習の延長だから。

中学の教育では、「2つの仕事を組み合わせると、どんな仕事が生まれるか」という情報編集力側に持ってこないとダメです。


http://toyokeizai.net/articles/-/11860?page=5

藤原:職業教育という以前に、頭を軟らかくする教育が行われてないの。つまり、小中高ともに、情報処理側の教育が9割になっていて、いろいろな物事をつなげる力、つまり、情報編集力側の教育が行われてない。簡単に言うと、4択問題をひたすらやらせる教育をいまだにやっているのね。


・だから、職業教育そのものが大事なのではなくて、その手前の段階で、「正解は必ずしもない」という「修正主義」の教育をすることが大事なわけ。そのためには、クリティカル・シンキング、つまり、物事を疑ってかかって自分の考えを修正していくような、ワークショップ型の授業が不可欠。でも、それが圧倒的に足りない。

(中略)

本当は、小学校で1割、中学校で2~3割、高校で3~5割は、情報編集側の教育を行ったほうがいい。そうすれば、若い人たちが職業や仕事に対して、もっと軟らかく考えることができるようになると思う。

これからは、「こういう職業に就きます」ではなくて、「これとこれを組み合わせて、こういう仕事を創ります」という人生観が大事だと思うの。たとえば、ツアーコンダクターを5年やって、そのあと犬のブリーダーを5年やった人が、犬好きのおじいちゃんおばあちゃん向けのツアーを企画したら、きっと儲かるでしょ。

でも、学校ではそういう考え方を教えていない。そもそも、親の世代は1つの仕事で一途にやってきたから、それを教えられない。

渡邉:教師は、親以上にそんなことを教えられないですよね。

藤原:そう。だから教師が教える時間は、小学校で9割、中学校で7~8割、高校では5~7割にしてほしいわけ。教師は一歩下がって、その代わりに社会人がもっと学校に入ってくるべきなんですよ。





前回の投稿に引き続いて考えてきたことで、

今後の我々の生き方が見えてくる気がしますね。







 10年後に食える仕事、食えない仕事(渡邉 正裕 著)
 
 にもありましたが、グローバル化時代の職業マップと代表的職業のマトリックス図が刺激的です。





 坂の上の坂(藤原和博 著)
 





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れおん
東京在住。2011年初旬に安定した仕事を辞め、いくつかのお金の流れを創りつつ「真の幸せとは何か?」「自由とは?」を探求中。かなりの手応えを掴み、探求をほぼ終えつつあります。縁のあった少数の人に「好きな事をビジネスにして楽しく生きる」ためのコンサルティングをしています。興味のある方は「メールフォーム」から気軽にメッセージをお送りください。

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