【本】人生初の数学本にチャレンジ!→「哲学的な何か、あと数学とか」(飲茶著)


 哲学的な何か、あと数学とか
 

今日、人生初の数学本にチャレンジして一気読みしました。

理系でもない私がなぜ読んだのか?

去年末に読んだ飲茶さんの「史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち」(私が去年読んだ本の中でベスト3)と、現在読んでいる途中の「史上最強の哲学入門」があまりに面白すぎたためです。



数学界の超難問に情熱を傾け、人生を狂わせてしまう人々がたくさんいたことを初めて知りました。

本書では、実に350年を費やされた「フェルマーの最終定理」を中心に話が展開します。



面白くも耳が痛かったのが、そういった超難題に取り組む人の多くは、大学教授などの数学者ではなく、以下の様な特徴を持つ人が多かったということ。

知識層の間では、「『フェルマーの最終定理』はフェルマーの勘違いだったのだろう」などといって、関わるのを避ける傾向があったそうです。熱中して、何人もの人生が狂わされてきたので、それを防ぐ意味もあったのです。

「もういい歳した中年男性である」

「高学歴だが、低所得」

「自分を優れた人間だと思いたがっているが、周りからは、まったく認められていない」(P83)



つまり、

フェルマーの最終定理(当時のお金で10億円ほどの懸賞金がかけられた)を解いて、一発逆転してやろう!!

といった中年オヤジ達がハマりやすいのです。



ドキッ。

高学歴でこそないものの、あとは全てあてはまるかも・・・。

これらって、ようは「エゴの性質」「エゴの傾向」だと感じます。

ちょっと落ち込んじゃったかも・・・。






飲茶さんはこう書きます。

本当に大事なのは、「人間は、そんな何の役に立ちそうもない問題や謎に、その短い人生を賭けることができる」という事実のほうにある。(P231)



僕自身、整理法や思考法、そして人生を幸せにする普遍的な法則をずーーーーっと追い求めてきました。

そして、

時に「手に入れた!!」と思っても、

一週間もたつと、

「あれ?なんだったんだろう・・。」

と、手からすり落ちます。


必ず抜け、漏れ、矛盾点や、新たな視点が見つかるのです。





読んでよかったのが、「数学も完璧ではない」ということがわかったことです。


「ゲーデルの不完全性定理」というのがあり、

「ある矛盾のない数学体系の中に、肯定も否定もできない証明不可能な命題が存在する」(P113)


のだそうです。

つまり、数学にはグレーゾーンが存在するということ。


このことは大変な発見で、

「究極の数学体系を作ろう」

「数学が完全であることを証明しよう」

と意気込んでいた数学者たちに大きなショックを与えた。(P117)



「ある命題が、『正しい』としたら『それが正しい』ということを、

『間違っている』としたら『それが間違っている』ということを、

人間は理性を使って知ることが必ずできる」(P119)



という数学の挑戦者たちの信仰が覆されたのです。





「現れの世界には価値がない」

といったアドヴァイタや禅、そして世界中の宗教やスピリチュアルの教えに通ずるものを感じました。



数学もまた、不完全なものだったのです。







それにしてもこれらの本の著者の飲茶氏は、只者ではありません。


西洋哲学、東洋哲学(世界中の主要な宗教含む)、そして科学、数学と、

難解な分野の本質をわかりやすく説明する天才だと思いました。

なにより、ヒンズー教の「梵我一如」と「仏陀」「老荘思想」「禅」「他力」の繋がり(=全て同じ事を時代背景にあわせて解かれている)を鮮やかに説明した力量には驚かされました。

いえいえ、

「鮮やかに説明」

という知識的なこと以上に、

信仰の本質に迫っています。


飲茶さんとは、一体何者なんでしょう?




本当に読んで良かったです。

特に、史上最強の哲学シリーズがオススメ。強いて言うなら、「史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち」です。


過去に挫折した哲学をわかりやすく平易な文章でひと通り網羅できることには、計り知れない価値があることでしょう。







    










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れおん
東京在住。2011年初旬に安定した仕事を辞め、いくつかのお金の流れを創りつつ「真の幸せとは何か?」「自由とは?」を探求中。かなりの手応えを掴み、探求をほぼ終えつつあります。縁のあった少数の人に「好きな事をビジネスにして楽しく生きる」ためのコンサルティングをしています。興味のある方は「メールフォーム」から気軽にメッセージをお送りください。

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