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(本)五木寛之著 「親鸞 激動篇」はスターウオーズのエピソード4~6。そして念仏による乱交?!

   

小説をめったに読まない僕が、

五木寛之著「親鸞(しんらん)」と、その続編の「親鸞 激動篇」を読みました。(上記四冊)

親鸞とは1173年~1262年に生きた、妻帯肉食を初めておおっぴら(正式)に始めたお坊さんであり、

日本最大の仏教宗派「浄土真宗」の開祖です。

五木寛之さんのインタビューによると、

日本で初めて妻をパートナーとして位置づけた親鸞
楽天ブックス著者インタビューより)


とのことです。



小説をめったに読まない僕がなぜ読んだのか?

といいますと、今まで僕は、

「釋尊の仏教から大きく変形された成れの果てが念仏でしょ?

 『ただ念仏すれば救われる』なんて、

 釋尊は一言も言ってないし~」ヽ(`Д´)ノ


と思っていたのですが、

先日「史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち(飲茶 著)」を読んで、

それは時代に応じた工夫の結果であり、

「真の自分に戻る」「真実にもどる」という意味では

「念仏」も、梵我一如、仏教の開祖である釋尊、ナーガールジュナの「空」、

老荘思想、禅とまったく同じものを指し示しているらしいゾ ( ゚д゚)ハッ!


と気づき、親鸞の教えや生涯に興味を持ったからです。



しかも、親鸞の念仏は、

それまでの日本仏教が主に対象としていた「貴族などの一部の恵まれた人のためのもの」ではありません。


鎌倉時代という、

民衆にとって生きるのが難しかった時代に、民衆のための、いわば

「生きることだけに忙しくて、かつ学もない民衆が

 『幸せになるためのノウハウ』」

なのです。



そういったことに興味を持ち、読みました。


内容は、意外や意外、まさに冒険活劇&恋愛小説といった感じです。

毎夜、夢中になって読み進めました。

当時の人々の思いや風俗についても知ることが出来て有益です。



でも、

結論からいいますと、親鸞の仏教哲学の深化・進化について充分に知ることはできませんでした。


なぜかといいますと、小説は、親鸞のおよそ人生の3つの時期ごとに描かれています。


「親鸞」 → 幼児のころから三十代にいたる放浪・勉学の時代

「親鸞 激動篇」 → 流刑者として越後へ送られ、やがて関東で家族とともに暮らした時代

「親鸞  篇」 → 京都へ戻ってからの六十代から享年九十までの生涯

となっていて、

最後の三十年間の本がまだ出版されていないからです。


スターウオーズでいうとエピソード1から6までで、エピソード7~9がまだという状態。

スターウオーズの映画化権が最近ディズニーに買われましたが、

いわば「ディズニーによるエピソード7~9の製作待ち状態」

なのです。


気分的には、映画「ロード・オブ・ザ・リング」の1を見終わった時の状態です。

主人公の一人がドラゴンと闘い、いっしょに洞窟の深い底に落ちていった時に映画が終了してしまい、

まだなにも解決していないモヤモヤ感とともに映画館を出た気分なのです。










【注:以下は個人的な感想です。一部ネタバレありです。

 小説をこれから読まれたい人は、お読みにならないでください】











主人公の親鸞は、悩める民衆たちと対話し続けますが、

「念仏」についてはまだ、最後まで迷いを持ったままです。

そして仏教哲学について、目がさめるような深化・進化もまだみられません。

このへんを一番楽しみに読み始めただけに、残念です。(たぶん、晩年篇で確立されていくのでしょうか)



それと、残念だったのが、

奥さんの恵信との仲が、激動篇の下巻あたりから、だんだん悪くなるところ。

最初、あれほど仲睦まじかった二人が、徐々に喧嘩するようになり、

最後には恵信が子供全員を引き連れて、ふるさとの越後に帰ってしまいます。(飢饉がきっかけではあるのですが)





親鸞は、「肉親に情がわかない」ことを悩んでいて、

小説中では、子どもたちとのふれあいがほとんど出て来ません。

7人くらいの子供がいるのですが、その一人ひとりの特徴については、ほとんどわからないままでした。


家族を顧みないところは、ちょっと寂しく感じました。


まあ、こういったエピソードはすべて、五木寛之さんによる脚色なのでしょうか。


参考→登場人物紹介(五木寛之版親鸞のHPがあります)





興味深かったのが、「黒念仏」の存在。

それは、「生涯にただ一度念仏を唱えれば救われる」という「一念義(いちねんぎ)」と、以下の「造悪説(ぞうあくせつ)」からくるものです。

「南無阿弥陀佛を一度でも唱えれば救われる。

悪人こそ真っ先に救ってくださるのが、阿弥陀如来さまの本願。

さあ、救われるために、進んで悪をなせ!」


といった教えで、

夜な夜な、男女が集まり、

念仏歌唱の上手なものが美しい念仏を唱え、それに女性は痺れます。(今でいうと、ゴスペラーズのライブにクラクラ参ってしまう女性ファンみたいな感じでしょうか・・・。違うか)

怪しい作用のあるお香がたかれ、

照明は最小におさえられ、

参加者達の気持ちが盛り上がってきた頃合いを見て、

一斉に男女の乱交が始められるのです。




こんなことが本当にあったのでしょうか?

本当にあったようです。ググると、けっこう出てきますし、実は本もあります。


例えば、

「盆踊りの源流は、平安時代の空也が創始し、鎌倉時代の一遍が各地に広めた踊り念仏だといわれている。一遍や同行の僧尼たちは、念仏で救われる歓喜に服もはだけて激しく踊躍(ゆやく)し、法悦境に庶民を巻きこんで大ブームを起こした


万葉集にも「人妻に我も交わらん 我が妻に人も言問へ…」という筑波山の歌垣(かがい)を詠んだ歌がある。歌垣は各地で行われ、盆踊りと結びついた例も多い。ざこ寝という、男女が一堂に泊まって乱交を行う風習も起こり、盆踊りとも結びついた。民俗学者の赤松啓介氏は、昭和初めに自分でざこ寝を体験したと述べ、またざこ寝堂は近世の農村にはほとんどあったとみてよいと言っている。



 日本では性は神聖なものとされ、盆踊りのほか、念仏講、御詠歌講、神社の祭礼など民衆の宗教的な行事の中心には、日常的な営みとは違う聖なるセックスがあるべきだと考えられていたようだ。



 民俗学者の池田弥三郎氏が、昭和10(1935)年ごろの長野県での経験を書いているが、徹夜の祭りの翌朝、ある農家でお茶をよばれていたら、その家の中年の夫が妻に、平静な口調で、昨日のお前の相手は誰だったかと聞いた、という。その意味するところをうっかり聞き過ごすくらい、その口調は普通だったそうだ。つい最近まで盆踊りの性の解放が残っていたという地域もあり、また習俗だと意識せずに行う人たちは今もいるだろう。


 (【文化】乱交セックス「盆踊り」 性を解放、神聖な伝統行事より



とあります。

上記の学者、赤松 啓介氏による著書「夜這いの民俗学・夜這いの性愛論がこれらのことについて詳しいですね。



横道にそれました。


長くなりましたので、

読書メモは、次回に書きたいと思います。











【参考書】

 












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れおん
東京在住。2011年初旬に安定した仕事を辞め、いくつかのお金の流れを創りつつ「真の幸せとは何か?」「自由とは?」を探求中。かなりの手応えを掴み、探求をほぼ終えつつあります。縁のあった少数の人に「好きな事をビジネスにして楽しく生きる」ためのコンサルティングをしています。興味のある方は「メールフォーム」から気軽にメッセージをお送りください。

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