ムハマド・ユヌス氏 vs ワタミの渡邉美樹氏 の豪華対決  ムハマド・ユヌス氏の講演に行ってきました

ノーベル平和賞受賞者であるムハマド・ユヌス氏の講演に行ってきました。

「今の日本にムハマド・ユヌス氏が伝える生き方とソーシャル・ビジネスの可能性」

というテーマで、2011年7月20日(水)18:45~21:00に六本木ヒルズハリウッドビューティープラザ5Fのイベントホールで実施されました。


ムハマド・ユヌス氏は、自然体な方でした。

英語で話され、日本語訳が入るので、いまいち深いところまで行きませんでしたが、つい熱くなられ、英語でずっと長く話されてしまうところに、ムハマド・ユヌスさんのワクワクを感じました。

そのストーリーは、ソーシャル・ビジネス革命―世界の課題を解決する新たな経済システムを読んでいたこともあり、だいたいは知っていた気がしたのですが、あらためて生でユヌス氏と接し、以下のことがとても学びになりました。


・出発点は、フラストレーション。アメリカで経済学博士号をとって、「なんでも出来る気」になってバングラディッシュに戻ったが、バングラディッシュにはびこる貧困の現状にうんざりした。そのまま、教室の中で机上の空論的な経済学を教えていくと、自分の魂が腐ってしまうと感じた。

・現場を歩く

・無知は武器
 先入観に毒されずに、夢を実現できる(結果として、「リターンが見込める富裕層ではなく貧困層に対して」「男性ではなく、むしろ女性に対して」「契約書ではなく、信頼をベースにして」などと、従来の銀行の真逆を行くことになった)

・人生は短い

・まずひとりで、今、できることから

・人生は楽しむためにある


「人生は楽しむためにある」という点で、あることに合点が行きました。

どういうことかというと、

「人に喜ばれ、貧しかった人たちが融資をきっかけにどんどん、イキイキと自立していく。その姿を見ること以上に嬉しいことはない」とおっしゃっていました。そのためにユヌス氏は、今でも世界中を跳び回ってグラミン銀行やソーシャルビジネスの宣伝に飛び回っているのでしょう。

その喜びは、ワンネスに根ざしたものです。


つまり、ユヌス氏は、

人生は、ワンネスに戻るためにある

と言っているのだと感じました。





4,000円の参加料でしたが、出演者は超豪華でした。

主催者として本田健さん。

そして、

冒頭の挨拶には、レディガガにキスをされた環境庁長官の溝畑宏さん(意外と熱い方でした)。

ワタミの渡邉美樹さん。

ソフィアバンク副代表の藤沢久美さん(ロング・ストレートの黒髪とスラッとした佇まいから、美のオーラが漂っていました)。

「アジアのソーシャルビジネスのハブになっている九州大学」。その立役者の岡田昌治教授。



面白かったのが、第二部のパネルディスカッションでした。

渡邉美樹さんが、ユヌス氏に対してこう語りかけられたのです。

「『出資者に対して一切配当しない』としてしまうのは、意固地ではないだろうか?そこにこだわることで広がらなくなってしまうと思う。本来、ビジネスとはすべてソーシャルなんです。それが『世のため人のため』でない場合、長続きしないんです。その利益を全く配当せずに全額を世のために使いなさいと言うのか、もしくは、一部は出資者に対して戻しなさいと言うのか?ということはそんなに大きな問題ではないと考えている。」

配当を払わないというポリシーと、それが世の中への広がりを阻害するのかどうか?という質問に対してユヌス氏は、

「我々がすすめるソーシャルビジネスは、企業活動に敵対したり、取って変わったりしようとするものではありません。企業活動は、もちろん意味がある。ただ、企業活動ができないスキマ、つまり『ソーシャルビジネスでしか解決できない問題』をソーシャルビジネスによって解決したいということです」

通常のビジネスとの唯一の違いは、リターンを社会に還元するのか、出資者に還元するのかの違いだけです」


とおっしゃいました。


渡邉美樹さんは、

「お金の入るありがとう」と「お金の入らないありがとう」を集める、というコンセプトで活動されているそうです。


「『お金の入らないありがとう』は、持続可能なビジネスモデルがないもの。例えば、カンボジアで作っている学校は150校になったが、これは持続可能ではありません。

『お金の入るありがとう』は、介護や外食、そして農業。これはすべて持続可能な、ビジネスモデルがあります。

つまり、『お金の入るありがとう』と『お金の入らないありがとう』のバランスを取りながら、『最大のありがとう』を集めるのが、僕のつくってきたビジネスモデルなんです。

そうなると、『お金の入るありがとうで、でも配当はしないよ』というのは、『お金の入るありがとう』の『ありがとう』の大きさを縮めているんではないかという危惧が、私にはある。つまり、配当を払ったほうが、よりたくさんのお金とありがとうが集まってくるのではないかと思っている。だから、(ソーシャルビジネス)は意固地なビジネスモデルじゃないですか?ということを申し上げた。

しかし、もしそれができたら、それが最高です。

つまり、ユヌスさんがそれをやられているわけですから。

『お金の入るありがとう』と『お金の入らないありがとう』の間にもう一つ、

『お金の入るありがとうで、かつ還元しない』それで持続可能なソーシャルビジネスが広がっていたら、それが素敵なこと。

つまり、『貧困のない社会・より良い社会を創ることが、最高の報酬なんだ』と思っている人が出資する、ということであるならば、非常に素晴らしいビジネスモデルだと思う。できれば次は、それを目指したい。」



パネリストとして参加中の渡邉美樹さんは、ロダンの「考える人」が背筋をピンと伸ばして考えている、といったような感じでした。スーツをパリッと着こなしている様子が、印象的でした。



ユヌス氏も、渡邉美樹さんも、現場を実際に見て歩き、会話している点では全く同じです。


少なくとも、これからは「信頼」がキーワードとして、どんどん大きなものになっていくのは間違いない、というのが僕の結論です。







ソーシャル・ビジネス革命―世界の課題を解決する新たな経済システム
ムハマド ユヌス 岡田 昌治
4152091827





余談ですが、渡邉美樹さんのブログを見たところ、「ワンピースを30巻まで読んだ」とのこと。意外と気さくな文章で、楽しいブログです。
http://ameblo.jp/watanabemiki/day-20110718.html
 





ワンピース、読みたい読みたいと思っているのですが、なかなかきっかけが掴めなくて・・・。これを機会に、読んでみようかな~。

ワンピース オリジナルコミックカバー付 ジャンプコミックス全巻セット 【1~62巻】 ONE PIECE / 尾田栄一郎 [コミック] 2億冊突破記念キャンペーン
B004AONVB2






これも先日、本屋で見かけてから、気になっているんですよね。なんと!解説を街場のメディア論の内田 樹さんが書いておられます。


ONE PIECE STRONG WORDS 上巻 (集英社新書<ヴィジュアル版>)
尾田 栄一郎 内田 樹
4087205827





最近、本ばかり買いすぎている私ですが、自己投資は惜しみません?!(~_~'')










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れおん
東京在住。2011年初旬に安定した仕事を辞め、いくつかのお金の流れを創りつつ「真の幸せとは何か?」「自由とは?」を探求中。かなりの手応えを掴み、探求をほぼ終えつつあります。縁のあった少数の人に「好きな事をビジネスにして楽しく生きる」ためのコンサルティングをしています。興味のある方は「メールフォーム」から気軽にメッセージをお送りください。

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